感染対策の基本は、手指衛生です。
頻回な手洗いが求められることから、医療関係者には手肌の荒れを経験する方が高率に存在することが判りました。
手肌の荒れは、細菌の温床となり感染伝播の原因となります。
また、手肌が荒れたスタッフにおける手指消毒遵守率の低下も感染伝播の大きなリスクとなります。
ほとんどの看護師が、手指衛生を行って、手荒れしたことがある。
*ドクタープログラム調べ(2016年3月 ハンドクリームに関するサンプル調査/n=110)
特に手荒れしている部位は、『指・指先』
*ドクタープログラム調べ(2016年3月 ハンドクリームに関するサンプル調査/n=110)
乾燥、ささくれ等の軽度の手荒れが多いが、
3人に1人は、さらに症状が悪化したひび・あかぎれがある。
症状 | ある (%) | ない (%) |
乾燥 | 96.4 | 3.6 |
ささくれ | 79.1 | 20.9 |
ゴワつき(角質肥厚) | 47.3 | 52.8 |
ひびわれ・あかぎれ | 35.4 | 64.6 |
かゆみ | 29.1 | 70.9 |
赤み | 29.0 | 70.9 |
指紋の消失 | 11.8 | 88.2 |
湿疹 | 9.1 | 90.9 |
水ぶくれ | 2.7 | 97.3 |
*ドクタープログラム調べ(2016年3月 ハンドクリームに関するサンプル調査/n=110)
看護師の85.5%は、手荒れにより、手洗いやアルコール消毒を苦痛に感じたことがある
*ドクタープログラム調べ(2016年3月 ハンドクリームに関するサンプル調査/n=110)
『手荒れ』や『手荒れの悪化』を考えて、
手洗い・アルコール消毒をしたくないと思ったことがある看護師
*ドクタープログラム調べ (2016年3月 ハンドクリームに関するサンプル調査/n=110)
手洗いをしたくないと思ったことがある看護師
3人に1人は、手洗いを控えてしまっています。
*ドクタープログラム調べ (2016年3月 ハンドクリームに関するサンプル調査/n=110)
アルコール消毒をしたくないと思ったことがある看護師
約半数は、アルコール消毒を控えてしまっています。
*ドクタープログラム調べ(2016年3月 ハンドクリームに関するサンプル調査/n=110)
医療関係者の 『手荒れ』 は、
手指衛生の実行意欲を低下させ、
手指衛生の遵守率低下
を招いてしまう。